6月17日に佐賀県中体連が開催された。この年よりクラブチームが中体連への参加が可能となった。個人は4人。団体は1チームが出場した。団体は部員不足により4人での出場だった。
【個人1位通過 樋口諒】
勢いのある演技で観客を魅了した。大技も難なく決め、種目別・総合ともに優勝した。九州大会に向けてさらに精度を高め、九州制覇に向けての意欲を見せた。
【個人2位通過 内川史琉】
少しミスはあったが、表現力豊かな演技にはさらに磨きがかかっていた。種具操作も左右差なく巧みに回す。九州大会では間違いなく上位に食い込む実力を備えている。
【団体1位通過 神埼ジュニア新体操クラブ】
4名での実施となったが、一人一人のポテンシャルが高く、高難度の技をしっかりと決めた。4人とも違う中学校に通っており、クラブチームの参加が認められなかった場合は出場することができなかった。
本来6人で実施する団体競技は、4人で実施すると人数不足により、構成点から減点される。一人につき1.5点の減点なので2人だと3点減点される。20点満点の男子新体操ではかなり大きな減点となる。
翌日の18日には、九州小学生大会の佐賀県予選が開催された。以前はチーム数や出場希望者が少なかったが、昨年あたりから予選会をしなければいけない状況だ。今年は監督の厚意で手作りの賞状やメダルが用意され、大会として立派なものだった。県外や一般の観覧もあり大変にぎわっていた。九州大会には、団体2チーム、個人4名が出場することになっており、その枠を県内で取り合うことになる。
【個人1位通過 塚本悠人(神埼ジュニア)】
豊かな表現力で会場を魅了し優勝。ロープの演技は少しミスがあったが、なんとかまとめた。ロープは操作に気を取られ、どうしても姿勢がおろそかになったり、絡まるのでミスが出やすかったりする種目だ。巧みに操るだけでなく、しっかりと表現した塚本の勝利となった。
【個人2位通過 中島琉唯(佐賀ジュニア)】
そんな塚本を徒手で下したのが、初出場の中島だ。巧みな技を盛り込んだ構成とスピード感のある動きで優勝。ロープではミスが出たが早いタンプリングは見ている人を驚かせた。九州大会でも上位に食い込むだろう。
【個人3位通過 中尾丞想】
スピード感のある演技で観客を魅了した。ふらつきやぐらつきがあるが、これから九州大会に向けてさらに磨きがかかっていくだろう。
【個人4位通過 山本陽路】
やわらかい体の特性を生かした演技だった。ロープでは難しい投げ受けも抑え順位を上げた。体の締めがでてくれば入賞も狙えるようなポテンシャルを秘めている。
【団体1位通過 神埼ジュニア新体操クラブ】
神埼ジュニアの過去演技を再現。タンプリングは高難度の技を実施し九州大会では優勝を狙えるチームだ。まだ動きの形やスピードにずれがあったり、ミスがあったりしているがさらに磨きをかけていってほしい。
【神埼RG】
神埼ジュニアのBチームだ。低学年が4人も入っており、男子新体操史上最年少の団体チームかもしれない。低学年が多いが動きはキレキレ。見ている人が思わず拍手を送りたくなるような演技だった。九州大会では、入賞を目指し頑張ってほしい。
8月4日、5日に九州中体連。8月23日、24日に九州小学生大会がそれぞれ北九州で開催される。
全国へつながる大会ではないが、選手たちはきっとこの大会を通してさらに成長してくれるだろう。
また、観覧の制限もなく、保護者の応援にも熱が入ってきたように思う。
やはり応援は力になるのだと実感している。
これからも神埼ジュニア新体操クラブの応援をお願いします。